このページは、プロフィール・メッセージ・顔合わせの各段階で危ない相手を見抜くための実務的チェックリストをまとめたものです。不安を感じたら会わない・証拠を残すを最優先に行動してください。
※本記事は一般情報の提供を目的としており、個別の法的助言ではありません。必要に応じて弁護士や警察等の専門機関へご相談ください。

プロフィールは良さそうなのに、実際に会ったら怖い人だったらどうしよう…。

会う前にチェックできるサインはたくさんあるよ。この記事のチェックリストで、リスクの高い相手を避けよう。
プロフィールで見る危険サイン

プロフィールは第一印象かつ重要な証拠です。写真や文面、年齢表示などから不自然な点や危険のにおいを探しましょう。

プロフィールだけでそんなに見分けられるの?

うん。写真や文面のちょっとした違和感が、実は重要なヒントになることが多いよ。
見るべきポイント(チェックリスト)
次の項目に当てはまるものがないか順に確認してください。1つでも複数の赤旗が立つ場合は慎重に。
- 写真の枚数と質:
写真が1枚だけ、極端に加工してある、別人感がある場合は要注意。 - プロフィール文の具体性:
職業が「会社員」「経営者」だけで詳細がないと信頼性が低い。業界名や勤務形態の記載があるか確認。 - 年齢・居住地の一貫性:
年齢表記がころころ変わっている、居住地と職業が一致しないなどの矛盾があるかをチェック。 - 金銭をほのめかす表現:
「特別に」「高額援助」「すぐ稼げる」などの文言は身体関係を期待している可能性あり。 - 年齢認証の有無:
利用アプリで年齢認証や本人確認が済んでいるか、運営マークの有無を必ず確認。 - 更新履歴や矛盾の有無:
短期間に何度も書き換えられている履歴や文面の矛盾がないかを確認。

写真の確認や年齢認証って、こんなに大事なんだね。

うん。ここで手を抜くと後で困ることが多いから、必ず事前確認をしてね。
実務メモ(やること)
疑わしい点があれば会う前に確認・記録すること。下は優先的に実施すべきアクションです。
- 逆画像検索:
プロフィール写真をGoogle等で画像検索し、流用や別用途の流出がないか確認する。 - 簡単な質問で応答を見る:
業種や勤務時間など簡単な質問をして、受け答えの具体性と矛盾をチェックする。 - 年齢認証の確認:
アプリ内の年齢認証バッジや運営の本人確認有無を確認し、未確認なら会う予定を再考する。 - プロフィール保存:
会う前にスクショでプロフィールを保存(後の証拠に)。

逆画像検索って簡単にできるの?やってみるね。

できるよ。もし怪しいところがあればそこで一旦止めて、安全な相手だけにしよう。次はメッセージの見方を見ていくよ。
メッセージでのNG表現

メッセージの文面や誘導の仕方は、相手の意図や危険度を読む上で非常に重要です。ここでは避けるべき表現、代わりに使える安全テンプレ、そして証拠としてのスクショの取り方を解説します。

メッセージだけで相手の本性って分かるのかな?

ある程度は分かるよ。誘導の仕方や金銭の匂いで赤旗が立つ場合が多いから要チェック。
NG表現(例)
下の表現が出たら強い赤旗。会う予定は白紙に戻す・運営に相談することを検討してください。
- 「ホテルどう?」「部屋でゆっくり」等
直接的に個室や性行為を誘導する表現。 - 「来たら特別に…」「裏メニューあるよ」
含みを持たせる表現。 - 「◯◯円でどう?」
すぐに具体金額を提示して身体条件を示唆する文面。 - 最初から過度に馴れ馴れしい・下ネタ多用
軽薄な言動。 - すぐにLINEや電話など個人連絡先への移行を強要する
などの誘導する文言。

「ホテルどう?」って書いてあったら絶対ダメなんだね。

そう。直接的な誘導は赤旗だから、会う前にブロックや通報も検討してね。
安全なテンプレ(コピペ可)
以下は初回のやり取りで使える、安全性の高い文例です。相手の反応を確認する目的でも使えます。
- 「はじめまして。まずは食事で1〜2時間、△△カフェはいかがですか?交通費は◯円でお願いします。」
- 「初回はアプリ内のメッセージでお願いします。運営で年齢認証はされていますか?」
- 「待ち合わせは昼の時間帯・公共交通で帰れる時間で設定しましょう。」
- 「到着したら到着連絡を入れてください(安全のため)。」

このテンプレなら使いやすそう!相手の反応で見極めるね。

うん、その反応がとても大事。次はそのメッセージをどう保存するかを確認しよう。
証拠保全のためのスクショの取り方
メッセージは重要な証拠になります。ここでは読者がすぐ実行できる保存手順だけを掲載します。
- 日時が分かる状態で撮る:
端末の時刻表示や会話のタイムスタンプが映るように撮影してください。 - 会話の前後も含める:
発言の文脈が分かるよう、発言前後数往復分を含めてスクショを撮影してください。 - 複数箇所にバックアップ:
端末内(オリジナル)とクラウド(Google Drive等)に別々に保存して消失を防いでください。 - 関連データも保存:
通話履歴、振込明細、位置情報(可能であれば)も合わせて保存してください。 - 運営へ報告する際は原本を保持:
通報の際はスクショを添付し、運営にログ保存を依頼してください。

スクショは慌てずに、ちゃんと日時が見えるように撮るんだね。

そのとおり。後で説明するときにとても役に立つから、落ち着いて保存しておいてね。
顔合わせでのチェックリスト

初回対面はもっともリスクの高い場面です。下の表とルーティンを守ることで危険を大幅に減らせます。印刷して持っていける形式で準備しておくと安心です。

顔合わせの時って一番不安なんだけど、何を優先すればいい?

まずは公共の場所・昼間を選ぶこと。身の安全を最優先に行動しよう。
確認項目 | 安全な目安 | NGサイン(即キャンセル) |
---|---|---|
待ち合わせ場所 | 昼間のカフェ・商業施設ラウンジ | 深夜の駅・ホテルロビー・個室の指定 |
時間帯 | 昼〜夕方(終電前) | 終電後や深夜の指定 |
同行者 | 事前に人数が明示・単独で来る | 当日突然複数で来る・同伴を強要 |
飲食の扱い | 自分の飲み物を自分で管理 | 飲み物に触らせない・勝手に混ぜる行為 |
支払いの提示 | 事前に文面で合意(食事代・交通費) | 「後で渡す」等、曖昧な提示 |
移動の提案 | 駅近で解散・公共交通で帰れる | その場での個室移動を提案(即キャンセル) |
行動圧 | あなたの意思を尊重する態度 | 携帯を取り上げる・強引に触る・酩酊を強要 |

表にすると分かりやすい!どれか1つでも当てはまると怖いね。

そうだね。1つでもNGサインが出たら即キャンセルする勇気を持ってね。次はトラブル時の対応をしっかり確認しよう。
当日のルーティン(推奨)
出発前〜終了後までのルーティンを決めておくと慌てずに行動できます。事前準備と時間管理が安心につながります。
- 事前連絡:
友人に「会う人・場所・時間」を伝え、到着連絡を約束しておく。 - 現地到着後:
着いたら短く挨拶し、5〜10分で相手の態度を観察する。 - 飲み物管理:
常に自分の飲み物から目を離さない・一度も目を離させない。 - 逃げ道の確保:
トイレや店員を頼るフリーな理由を用意しておく(離席できる準備)。 - 時間管理:
あらかじめ終了時間を決め、遅延・長時間拘束はリスク。予定通り切り上げる。

到着後の5〜10分で判断するって決めておくと安心だね。

うん、それでいいよ。次はトラブル時の対応をしっかり確認しよう。
トラブルになったら(証拠保全・即行動)

トラブルに遭ったときの初動はその後の対応を左右します。優先順位は 安全確保 → 証拠保全 → 相談・通報 です。

もし何かあったら、まず何をすればいいの?パニックになりそうで不安。

まずは落ち着いて身の安全を確保して。その後で証拠を保全し、必要なら警察や運営に相談しよう。
最優先:その場でやること(安全確保)
まずはあなたの命と安全を守る行動を最優先にしてください。迷わずその場を離れることが大切です。
- その場から離れる:明るい人の多い場所へ移動する。
- 周囲に助けを求める:店員・警備員・近くの人に事情を伝える。
- 緊急通報:命の危険がある場合はためらわず110へ通報する。

まずは逃げることが大事なんだね。覚えておく。

そのとおり。安全が確保できたら次の手順に移るよ。
中優先:証拠保全(必ずやる)
後続の対応で強力な力になるのが証拠です。冷静に記録を残しましょう。保存の仕方を把握しておくと安心です。
- スクショ保存:メッセージ・通話履歴・決済画面を日時付きで保存する(複数箇所にバックアップ)。
- 行動記録:会った日時・場所・服装・相手の言動をメモに残す(できれば第三者に説明できるレベルで)。
- 録音の可否確認:録音を取る場合は地域の法律を確認したうえで実行する(違法な録音は避ける)。
- 運営への通報:アプリ運営にスクショを添えて通報し、ログ保存を依頼する。

証拠って冷静に集めないとダメなんだね。焦らないようにする!

焦らずに、でも確実に。保存した証拠がその後を助けてくれるよ。
後続対応:相談と法的手続き(必要時)
状況に応じて速やかに専門機関へ相談してください。相談先や手順がわかっていると安心して行動できます。
- 警察へ相談:未成年が絡む・暴力・脅迫があれば最優先で110に通報し、届出を行う。
- 弁護士相談:損害賠償や接近禁止等を検討する場合は弁護士へ相談。
- 運営に報告:サービス運営へ通報して相手のアカウント停止やログ保存を依頼する。
- 相談窓口の利用:地域の相談窓口やNPO、警察庁の支援ページ等を活用する。

どこに相談すればいいか迷ったらどうするの?

まずは警察(緊急は110)へ。落ち着いてから弁護士や地域の相談窓口を利用してね。
児童に関する相談・支援:警察庁:STOP!子供の性被害(相談案内)
まとめと関連ページ

- プロフィール/メッセージ/顔合わせの各段階で赤旗を見逃さない。
- 不安を感じたら会わない・その場を離れる・証拠を残すを最優先に。
- 重大な事案は速やかに警察や弁護士に相談する。

不安な直感は大事にしてね。プロフィールやメッセージで「少しでもイヤだな」と感じたら、勇気を持って断ってOK。安全第一でいこう。
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